自分が伝えたいことを相手に伝えようとするとき、伝える相手が、どのような情報を持った人なのかによって、伝え方は変わってきます。
例えば、今回の例文。「兄」が、心臓の具合が悪くて入院しているとします。こうした「兄」の情報を持っている相手に対してなら、例文と同じように「兄は今度、心臓の手術をすることになった」と伝えても、「兄は今度、心臓の手術を受ける」という一通りの意味で受け取ってもらえるでしょう。
しかし、「兄」の情報を持っていない相手(まさに私たちが、これに当たります)に対して、「兄は今度、心臓の手術をすることになった」と伝えたら、この問題で示されているように、一通りの意味で受け取りにくくなります。「兄」が手術を受ける患者である可能性と、手術を施す医師である可能性があるからです。そこで、相手に、正確に受け取ってもらえるようにするには、「心臓の具合の悪い兄は、今度心臓の手術をすることになった」というふうに、言葉を補う必要があります。あるいは「兄は今度、心臓の手術を受けることになった」というふうに、言葉を置き換えてもよいでしょう。
このように、コミュニケーションでは、相手に気を配って、自分の伝えたいことを、どのように伝えるのかを考えることが大切です。この問題は、自分と対話をしている相手がどのような人なのかを考えることの大切さを私たちに実感させてくれる問題になっています。
このような理由から、日能研ではこの問題を□○シリーズに選ぶことに致しました。
自分が伝えたいことを相手に伝えようとするとき、伝える相手が、どのような情報を持った人なのかによって、伝え方は変わってきます。
例えば、今回の例文。「兄」が、心臓の具合が悪くて入院しているとします。こうした「兄」の情報を持っている相手に対してなら、例文と同じように「兄は今度、心臓の手術をすることになった」と伝えても、「兄は今度、心臓の手術を受ける」という一通りの意味で受け取ってもらえるでしょう。
しかし、「兄」の情報を持っていない相手(まさに私たちが、これに当たります)に対して、「兄は今度、心臓の手術をすることになった」と伝えたら、この問題で示されているように、一通りの意味で受け取りにくくなります。「兄」が手術を受ける患者である可能性と、手術を施す医師である可能性があるからです。そこで、相手に、正確に受け取ってもらえるようにするには、「心臓の具合の悪い兄は、今度心臓の手術をすることになった」というふうに、言葉を補う必要があります。あるいは「兄は今度、心臓の手術を受けることになった」というふうに、言葉を置き換えてもよいでしょう。
このように、コミュニケーションでは、相手に気を配って、自分の伝えたいことを、どのように伝えるのかを考えることが大切です。この問題は、自分と対話をしている相手がどのような人なのかを考えることの大切さを私たちに実感させてくれる問題になっています。
このような理由から、日能研ではこの問題を□○シリーズに選ぶことに致しました。
日能研による解答と解説
兄は今度、患者の心臓の手術をすることになった。
兄は今度、心臓の手術を受けることになった。
まず、「兄は今度、心臓の手術をすることになった」という文が、どのような二通りに読めるのかについて考えます。すると、「心臓の手術をする」という言い方は、「自分が患者として手術を受ける」という意味にも、「自分が医師として心臓の手術をする」という意味にも解釈できます。それぞれの意味が明らかになるように、言葉を補ったり、置き換えたりしていきます。