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シカクいアタマをマルくする。

出題意図(サマリー)

2010年 駒場東邦中 【社会】

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

駒場東邦中の社会科が求めているチカラとは?
1資料から読み取った情報と、もっている知識を組み合わせるチカラ
駒場東邦中 先生

この問題では、初見の資料から読みとった情報と、自分がもっている知識を組み合わせ、論理を構成する力を試しました。

受験生はいままで見たこともないような資料に戸惑うかもしれませんが、初見だからといって慌てることはありません。入試で問う知識は教科書の範囲内ですから、教科書の基礎知識がしっかり身についていれば、初見の資料のように違う角度から聞かれても対応できると思います。今回は“たまたま”新潟市を取り上げましたが、新潟市について特別な知識が必要な問題は出していません。

小学校で学習した知識を土台にして、なぜこのような結果になったのか、その根拠を考えます。資料を漠然と眺めるのではなく、根拠を確認する作業をするとよいでしょう。

2「なぜ」「どうして」を踏み込んで考えるチカラ

社会科を暗記科目ととらえると、知識の「量」を追求してしまいます。教科書の内容をしっかり押さえたら、闇雲に断片的な知識を増やすのではなく、「なぜ」「どうして」という観点で考え方を掘り下げていきましょう。

この問題の解答で多かったのが「大都市まで近いので有利」という解答です。これでは「なぜ」有利なのかわかりません。「なぜ」というところまできちんと書けている受験生は予想より少なかったですね。「輸送費用が少ない」あるいは「新鮮なまま運べる」のどちらかを取り上げていれば有利であることがわかりますが、どちらも書いていない解答が多かった。大消費地に近いことがなぜ有利なのか、その理由をもう一歩踏み込んで考えられたかどうかが正解のポイントです。

3自分の考えを相手に説明するチカラ

社会科の記述は知識の羅列になりがちで、論理的に説明できる受験生はまだ少ない。表現力に乏しく、言いたいことが読み手にきちんと伝わらない解答が目立ちました。

日本語として意味が通じなかったり、因果関係がおかしいとどうしてもスムーズに読めません。「伝わらない」のであれば、こちらは「わかっていない」と判断します。

社会科の記述は国語科のような豊かな表現力は要求していません。要点を的確に説明できるようになりましょう。

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