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シカクいアタマをマルくする。

出題意図(サマリー)

2010年 市川中 【社会】

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

市川中の社会科が求めているチカラとは?
1設問の条件と、もっている知識を組み合わせるチカラ
市川中 先生

この問題は、提示された選挙の結果と、憲法規定に関する知識を組み合わせて考える時事問題です。 民主党が連立政権であることは全受験生が知っていたと思いますが、「なぜ連立政権にしたのか」というところまで踏み込んで考えたことがあるでしょうか。社会科の学習は因果関係をきちんと理解し、説明できることに尽きます。「なぜだろう」と原因を考える習慣のあるお子さんに入学してもらいたいと思っています。

本校の入試問題は、東京大学の二次試験を意識して作問しています。東大の記述問題は提示された資料をもとに考え、論述する形式です。設問で「次の衆参両議員の政党別議員数を参考にして」とありますが、受験生の解答を見ると、その条件に従わず「3分の2」にこだわった解答が多く見られました。この問題は、将来の大学入試を見据え、「設問の条件を踏まえて解いてほしい」というメッセージでもあるのです。

2専門用語を正しく理解するチカラ

「『考える力』が必要だ」とはよく言われますが、物事を考えるには「知識」という道具が必要です。政治分野の学習では専門用語の正しい知識は欠かせませんが、受験生の解答から、中途半端な知識がインプットされていると感じました。

たとえば「参議院の議席が3分の2以上に達しないから」という解答がそうです。これは民主党が衆議院で大勝したにも関わらず、連立政権を取ったことから参議院としたのではないかと思います。また、「衆議院では与党になったが、参議院では野党だから」という解答から、議席数の多い・少ないで漠然と与党と野党をとらえていると思われます。

知識の習得は、説明文から用語を選択できるだけでなく、その逆に、用語の説明ができるレベルで覚えてほしいと思います。

3簡潔に要点を説明するチカラ

社会科では必要最低限の言葉で説明することを要求しています。ですから解答欄の大きさは2行までとしています。解答がそれ以上長ければ、設問で要求されていない余計な内容を書いていることになります。

また「説明する」といっても、説明できる内容がたくさんある中でどれを取り上げるか、解答欄に収まるように優先順位を付けて書くことも大事です。

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