コラム・読み物

コラム・読み物トップへ

シカクいアタマをマルくする。

出題意図(サマリー)

2009年 田園調布学園中等部 【理科】

「こんなチカラを持った子どもに来てほしい」
「こんなチカラを持った子どもを育てたい」
私学のメッセージ(=アドミッション・ポリシー)はココにあった!

田園調布学園中等部の理科が求めているチカラとは?
1論理的に思考できるチカラ
理科/飯吉 幹夫先生

理科、とりわけ生物の問題は覚えたことを書くパターンが多いので、その場で考える力を試すような問題を作りたいと思いました。この問題は、まさに「じっくり考える」問題です。
正解にたどりつくには、もっている知識と与えられた条件を組み合わせる力が求められます。一問一答式のようにはいきません。この場合はこうだ、別の場合はこうだから……というように、論理を積み重ねて答えを導き出せるお子さんに入学してもらいたいと思います。

2状況に応じて知識を活用できるチカラ

問題は動物の特徴について質問し、その回答から選んだ動物を当てるゲーム形式です。この場合、「背骨があるか」という質問の答えが「はい」ならば、ライオン、カラス、シマヘビ、サンマの4つが当てはまります。さらに、「水の中で生活しているか」の質問の答えが「はい」ならば、当てはまるのはサンマだけ、というように、段階的に動物を絞り込んでいくことができます。このような問い方であれば考えやすいと思います。
ところが2の問題は、「3つ以上質問しないと当てられない」動物はどれかという聞き方をしています。理科ではこうした聞き方はあまりないかもしれません。「3つ以上質問しないと当てられない」ということは、「1つか2つの質問で当てる」ことができる動物は除かれます。どのように考えればよいか、物事の考え方が試される問題です。

3情報を整理・分類し、読み取るチカラ

5つの質問の回答から6種類の動物を当てるには、条件を整理して分類する力が求められます。それぞれの動物の特徴は押さえられていましたが、組み合わせる力も求められます。
図表にまとめて視覚化することで見えてくることがあります。ただし、“見える”かどうかは目の付け所が肝心です。動物の種類と特徴を表にまとめることができたとしても、そこから何が読み取れるのか、どこに着目すればよいかを自分で見つけなければならない点が難しかったかもしれません。

PageTop