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シカクいアタマをマルくする。

出題校にインタビュー!

2008年 渋谷教育学園渋谷中 【理科】

渋谷教育学園渋谷中の理科におけるアドミッション・ポリシーを聞いてみました。

3. 理科が苦手でも進路を狭めない。個々の能力を引き出す指導を徹底

「なぜ?を自分で解決できるよう、じっくり考える時間を与える」

「なぜ?」と感じるには、日頃からの興味・関心が大事です。その「なぜ?」を自分の力で解決できるようになってほしいと思っています。ですので、質問の答えはすぐには教えません。教えるのは簡単ですが、それでは生徒のためにはなりません。生徒が自分で気づけるようにヒントを出して誘導し、考える時間を与える。そうするうちに生徒は自身で気づけるようになっていきます。

国語や社会科の授業では討論の時間を設けています。ルールは他者の意見を批判しないで認めること。他者の意見にプラスして考えをふくらませていく。そうしたことを繰り返すうちに思考力が鍛えられていくのでしょう。

渋谷教育学園渋谷中

「あらゆる場面で書くことが多い6年間」

中1・中2では実際に手を動かしてやってみて、感じたことを文章化することに力を入れます。国語の授業はもちろん、校長講話や行事後の感想など、あらゆる場面で自分の考えを書く機会が多いのは本校の特徴のひとつです。生徒は書くことに対する抵抗感はあまりないでしょう。しっかりした文章が書けるのは日々の訓練の賜だと思います。社会科の定期テストでは、およそ3分の1を記述問題にあてていることもあります。

書く機会が多いので提出物も多くなります。期限厳守が原則ですが、間に合わない場合はその理由を正直に話して、自分自身を振り返るチャンスになってくれればいいと思っています。提出物にはコメントをつけて返します。校長講話の感想文は校長先生が直々にコメントをつけてくれます。時折、提出物に印鑑が押されただけで返ってくると生徒はがっかりしますよ。一生懸命やっていればこその反応でしょう。提出物ひとつとっても、本校はコミュニケーションが緊密です。「先生たちが見ていてくれている」という安心感があるだろうし、生徒の自律にもつながっているように思います。

「理科が苦手でも進路の妨げにならないよう後押しする」

はじめは実験好きな生徒でも、内容が難しくなるにつれて理科に苦手意識をもつようになったりします。たとえば、高校の化学のモル計算でつまずきはじめるようです。化学は原子や分子のように目に見えないものも追いかけるので、どうしてもイメージしにくいときがあります。また、実験もなかなかできないような分野では理解するのが厳しくなるようです。

苦手意識を何とか自主的に克服してほしいので、高3の朝と放課後に講習(自由参加)を開いています。また理科室の掲示板の封筒に1日1題、物理・化学・生物の問題(自由参加)を用意しています。問題を解いて提出すると、採点して翌日に返却。ファイリングしやすいようにバインダーの穴を開け、裏面に解説をコピーします。高2の終わり頃からセンター試験対策などの問題を取り上げます。一方、理科が得意な生徒についてはプリントを渡したり、書籍を紹介するなど個別に対応しています。教員が参考にしている問題集を生徒に紹介し、それを一部コピーして配布することもあります。

この1、2年、東大をはじめ国公立大学の合格者数が増えています。知っている先輩が東大に合格し、「それなら自分も」という意欲的な生徒が増えてきました。生徒が希望する大学に進めるだけの学力をつけさせたいと思っています。たとえ理科が苦手でも、それが理由で進路を狭めない、夢をあきらめてしまわないように手助けするのが、私たち教員の役割だと思っています。

渋谷教育学園渋谷中

インタビュー 3/3

渋谷教育学園渋谷中学校

渋谷教育学園渋谷中学校教育理念の「自調自考」とは自分で調べ判断し行動する精神。主体は常に自分にあり、能動的思考行動による自己実現を目指す。一生懸命取り組むだけでなく、その過程での"なぜ"を常に考える。カリキュラムはA基礎基本、B自己理解、C自己実現の3ブロック制。各段階の成長過程に応じ明確な目標をもたせている。国際感覚を磨くため、隣接するブリティシュ・スクール・イン・東京との交流あり。

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