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シカクいアタマをマルくする。

出題校にインタビュー!

2008年 渋谷教育学園渋谷中 【理科】

渋谷教育学園渋谷中の理科におけるアドミッション・ポリシーを聞いてみました。

2. 実験好きな生徒の興味を惹きつけ、考察で「なぜ?」を掘り下げる

「実験の考察は、失敗の理由を考えるのが大事」

中学では実験を積極的に行います。45分授業を2コマ連続で行い、実験の翌週にまとめの授業をして実験と講義を繰り返します。「実験プリント」を配布し、結果と考察を記入して提出してもらいます。考察では、なぜそのような結果になったのか、その「なぜ?」を徹底して掘り下げていきます。そうして中1から理科的思考力を鍛えます。

実験の成功・失敗は問いませんが、失敗したらなぜ失敗したのかを考えることがとても大事です。プリントにコメントをつけて返しますが、数値が大きくずれた理由、結果がうまく出なかった理由を考えるように促します。

渋谷教育学園渋谷中

「難易度の高い実験にもチャレンジ」

中1でブロッコリーのDNAを抽出したり、難しい実験にも取り組みます。これも生徒の興味を引き出す工夫のひとつです。教科書にとらわれず、新しいことにも挑戦させるようにしています。以前は実験を面倒くさがる生徒もいましたが、最近は「実験したい!」という声が多いですね。

実験はグループで行います。リーダーを中心に、うまくコミュニケーションをとりながら共同作業する訓練にもなっています。プリントには「実験で何をしたか」を報告する欄があるので、ここで何を担当したか、実験にちゃんと参加したかどうかがわかります。

「科学技術は実生活で役立っていることを説明」

授業では、「実際に見せる」ということを意識しています。原理・原則をイメージできないとつまずきの元になるので、ビジュアルをうまく使うようにしています。

最新の科学の話題や先端技術について取り上げることもあります。多くの生徒は携帯電話をもっているので、「なぜ携帯電話にはリチウムイオン電池が使われているのか」と投げかけたりします。理論の説明だけでは生徒の興味を惹きつけておくのは難しいので、この技術が実際にどのように使われ、私たちの暮らしの役に立っているのかを交えるようにしています。そうするとサイエンスも身近に感じられると思います。

理科/野中克彦先生

理科/野中克彦先生

「“帰国生効果”で質問しやすい雰囲気に」

理科は不思議でおもしろいことばかり。授業や日常生活の中から、「どうして?」という疑問をうまく引き出したいと思っています。授業中は質問がよく飛んできます。教員の説明に対してすかさず「それって本当?」と聞いてくる好奇心旺盛な生徒がそろっていると感じます。

本校には帰国生が1学年20人程度います。中1の帰国生は日本語にまだ不慣れなので、「ミッペイって何ですか?」のように、しばしば用語を聞いてくることも。帰国生はわからないことは積極的に質問してきますから、ほかの生徒も「ちょっとわからないことがあったら聞いてみよう」と思うのでしょう。質問がよく出るのは聞きやすい雰囲気であるのも大きいと思います。

インタビュー 2/3

渋谷教育学園渋谷中学校

渋谷教育学園渋谷中学校教育理念の「自調自考」とは自分で調べ判断し行動する精神。主体は常に自分にあり、能動的思考行動による自己実現を目指す。一生懸命取り組むだけでなく、その過程での"なぜ"を常に考える。カリキュラムはA基礎基本、B自己理解、C自己実現の3ブロック制。各段階の成長過程に応じ明確な目標をもたせている。国際感覚を磨くため、隣接するブリティシュ・スクール・イン・東京との交流あり。

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